2013/11/22 Apple iPhone5s/5cのSIMロックフリー版を発売!
アメリカと日本のシェア:約50%(全世界シェア:約15%程度)、
大人気のApple iPhoneの話題です。
今秋、Appleの新型iPhone iPhone5s/iPhone5cが国内携帯キャリア3社から発売され、予約したiPhone5sゴールドをやっと入手できたと喜んでいた人もいました。
ところが、iPhone5s/5c SIMフリー機がアップルから発売されました。
海外ではiPhoneのSIMフリー端末は普通であり、一部で日本へも輸入もされていますが、日本のiPhoneはキャリア縛りによってSIMロックされていましたので、同じiPhoneでも、NTTドコモ・au KDDI・ソフトバンクのキャリア3社の回線を自由に変更できませんでした。
このSIMフリー端末を持てば、SIMカードを入れ替えるだけで、その契約会社の回線を利用できるので、とても便利です。
では逆に、SIMロックを掛けていたキャリア3社で価格競争が激化しすると、端末が売れないとか利益率が下がるとか、業界全体の回転が悪くなり低迷するかもしれません。
つまり、今回のiPhone SIMフリー機の販売は、キャリア3社にとっては、売上も業界の力関係をも左右する衝撃的な事件で、今後の経営戦略も変わる事でしょう。
ユーザーにとっては、価格競争によって、端末価格も回線料金も安くなれば良いのですが・・・
SIMフリー iPhone 5s | SIMフリー iPhone 5c |
---|---|
16GB 71,800円 | 16GB 60,800円 |
32GB 81,800円 | 32GB 71,800円 |
64GB 91,800円 | - |
アップルからSIMフリー版iPhone 5s/5c機に関しての説明もあります。
(SIMフリーのiPhoneについて。Apple 引用)
SIMフリーのiPhoneにはiPhoneのすべての機能が搭載されていますが、ワイヤレス契約義務はありません。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの対応するワイヤレスネットワークの通信事業者からお好きな事業者を選び、iPhoneをアクティベートして使用することができます。SIMが利用できるかどうか、およびSIMの詳細については、利用する通信事業者にお問い合わせください。SIMフリーのiPhone 5cとiPhone 5sは、一部の国では4G LTEネットワークに対応しない場合があります。詳しくは通信事業者にお問い合わせください。
さて、「詳しくは通信事業者にお問い合わせください。」との事ですが、NTTドコモ、au KDDI、ソフトバンクの各キャリア3社は、SIMロックフリー版への回線提供を発表しているようです。
当然、このSIMフリー機も単なる白ロムですので、iPhoneを回線契約しnano-SIMカードを貰う必要があります。(iPhone用以外のSIMカードでは利用できません)
また、各キャリアの購入契約プランで割引はされませんので、このSIMフリー端末の機種代が別途必要になります。
海外出張用・各社を渡り歩くMNP利用者・各社のSIM保有者達には便利といえば便利でしょうが、やはり高い買い物です。
端末なしで契約できるiPhone用SIMプラン等が出てくるのでしょうか?
それとも、今まで通りiPhoneを契約し、そのキャリア端末を売って差額と相殺(2〜3万円の出費で済む?)するのが良いでしょうか?
格安データ通信SIM(MVNO)で低回線/低料金+WIFIで利用出来るでしょう。
(まあ低価格MVNOでは、iPhoneを持つ意味が薄れますか・・・)
ISP契約とAPN設定などキャリア側ではサポート外でしょうから、知識も必要でしょうね。
年末商戦やX'masイベントに間に合わせたマーケティングといわれていますが、
ちょっと考えると、SIMフリーというのはあくまでオプションであって・・・
お子様や異性へのプレゼントに、SIMフリーは特に不要でしょうし、
iPhone一般ユーザーがiPhone5s SIMフリー機を貰って嬉しいのか?疑問です・・・
日本での発売は単に、Google(Nexus 5)に対抗したAppleの戦略だと思いますが、
これがキッカケに携帯/回線費用が世界並みに安く利用できる事を期待したいのです!
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